仕込み時の事例

発災作業:仕込み

事故事例対策シート

不安全行動事例 ・定常作業中に非定常の現象が発生

1. 仕込み時原料、塗料が眼に入る
  • 溶剤、樹脂(ワニス)、添加剤、塗料など、保護眼鏡を装着しているにも関わらず隙間から眼に入った。
  • 仕込事例1
  • 仕込事例2
  • 仕込事例3
  • 仕込事例4
  • 塗料取扱時に保護眼鏡をしていなかったために飛散した塗料が眼に入った。
  • 仕込事例5
  • 原料仕込み時にドラム内圧が掛かっていたため顔に噴出し、その際に溶剤を含ませたウエスにて拭き取り溶剤が眼に入った。
  • 仕込事例6
2. 仕込み時原料が顔(眼以外)に飛散
3. 仕込み時原料が眼、顔以外に飛散
  • アミンやモノマー仕込み時にドラム内圧が掛かっていたことなどの理由にて、大腿部や腕などに飛散した。
  • 仕込事例9
  • 仕込事例10
  • 仕込事例11
  • リン酸仕込み時にデニム製のエプロンに付着して皮膚まで浸透し、化学熱傷となった。
  • 仕込事例12
4. 仕込み原料の粉塵や蒸気吸入による人体への異状発生
  • 反応釜やタンクへの原料仕込み時に防じんマスク等を着用していたが、不適切な吸収缶やたまたま取り外した際に吸入したために嘔吐や呼吸困難などの症状が現れた。
  • 仕込事例13
  • 仕込事例14
  • 仕込事例15

実際に発生した負傷例

1. 目(前眼部障害)
2. 顔、腕、手(皮膚障害)
3. 足(皮膚障害(重症:皮膚移植) )
4. ガスの吸入(気道・肺障害(アナフィラキシーショック))
5. その他(嘔吐)

安全対策事例:事故防止基本対策

1.適切な保護具の着用 [詳しくはこちら 次へ]

(1) 保護眼鏡をゴーグルタイプへ変更

(2) 仕込み時の不浸透性エプロン、腕カバー、手袋の着用

(3) 吸入による人体への異状を防止するため、仕込む原料に合った防毒・防じんマスクの着用

2.仕込み時の原料飛散防止対策 [詳しくはこちら 次へ]

(1) 小缶のエアー抜き専用治具の使用

(2) 仕込み時のドラム口部へのスライドコック取付け

3.局所排気装置の設置、見直し

(1) 吸入による人体への異状を防止するため、局所排気装置の設置や見直し

行動教育事例 [詳しくはこちら 次へ]

1.作業標準の作成

(1) 曖昧な基準やルールを明確化した従業員への教育

2.化学物質の危険性に関する教育

(1) GHSの絵表示の教育

(2) 取り扱いに注意しなければならない原料に関する教育

(3) 日塗工「作業安全衛生ハンドブック」による教育

ポイント使用上のチェックポイント

1.掲示物の確認

(1) 必要に応じた職場への注意喚起の掲示と、注意事項の日常的な確認

2.作業標準書の確認

(1)作業内容が不明確な際の作業標準の確認


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