色票番号について
発行年度記号
標準色見本帳は2年毎に発行され、毎回色票番号の頭に発行年度を示すアルファベットがつきます。
■旧色票番号見本帳の発行年(西暦)と発行年度記号
発行年 | 65年 | 67年 | 69年 | 71年 | 73年 | 75年 | 77年 | 79年 |
年度記号 | A | B | C | D | E | F | G | H |
発行年 | 81年 | 83年 | 85年 | 87年 | 89年 | 91年 | 93年 |
年度記号 | J | K | L | M | P | R | S |
■現行色票番号見本帳の発行年(西暦)と発行年度記号
発行年 | 1995 | 1997 | 1999 | 2001 | 2003 | 2005 | 2007 | 2009 |
年度記号 | T | U | Y | A | B | C | D | E |
発行年 | 2011 | 2013 | 2015 | 2017 | 2019 | 2021 | 2024 | |
年度記号 | F | G | H | J | K | L | P |
現行の色票番号
1993年以前の番号体系では収録数に対する番号表記に限界がみえたために、'95年発行のT版(在庫なし)で色票番号体系を改訂いたしました。
現行の色票番号は色をイメージしやすいマンセル値に基づいた三属性表示方式になっています。
例えばL15-60Vは、
- L=発行年記号(アルファベット一文字)
- 15=色相区分(有彩色は数字2桁・無彩色は"N")
- 60=明度区分(数字2桁)
- V=彩度区分(アルファベット一文字)
で構成されています。
改訂される度に発行年記号は変わっていきますが、その他の部分が同じであれば同一色です。
例:P15-90B = K15-90B | PN-10 = LN-10
ただし、2007年D版より鉛・クロムフリー塗料に変更したため、それ以前の版とは色の見え方が異なる場合があります。
詳しくは 色違い防止のためのご注意とお願い をご覧下さい。
旧色票番号
'95年T版で行われた改訂前の色票番号は、
S25-262のように
S=発行年記号(アルファベット一文字)
25=ポケット版掲載ページ番号(数字1桁又は2桁)
262=色番号(数字3桁又は4桁)
例:S25-262は'93年発行のポケット版25頁目に掲載されている色番号262の色。
この色は、'91年版では、R29-262でした。
現行の色票番号と'93年版以前の色票番号の関連
◆塗料用標準色見本帳の有効期限について◆
塗料用標準色見本帳は1954年初版を発行しており、塗料業界では色番号だけで通用するため、色の指定には欠かせないツールとして定着して参りました。
最近、塗料メーカ各社はもとより、当工業会にも10年以上前に発行された見本帳に関するお問い合わせが増加しております。
当工業会の色見本帳を基に相互に合意し塗装した物件、製品の補修或いは同じ色を再現したいとの要望は誠にありがたく、発行者冥利に尽きると申せましょう。
ただ、当時の色を確認する原本(或いは色見本帳)を、客先と塗装者とが同じ条件で保有していない為、(変退色を防ぐため両者とも原本を冷暗所に保管していれば話は別ですが)その色に関する共通の認識が出来ないことが唯一の欠点といえます。
ましてや物件、製品など被塗物は外界の諸条件により10年を待つまでもなく、原色と同じ色を保っていることなど到底あり得ません。
当工業会が塗料用標準色見本帳の有効期限を3年としている理由です。
皆様におかれましては、塗装の案件がございましたら、後々の係争、クレーム等を避けるためにも必ず最新の見本帳を基にお客様とお話しいただきたく、お願い申しあげます。