第33回 塗料産業フォーラム’24
◇アンケートなどでいただいたご質問の回答を掲載しました。2025.1.15
- プログラム2.労働安全衛生法に基づく新たな化学物質規制のポイント
講師:厚生労働省 猿渡様 - Q1-1. 安衛法の表示・通知対象物の番号が、施行令別表第9と施行規則別表第2と二つ存在しているので紛らわしい。番号を統一する予定がありますか?また、どちらを優先したら良いのか?教えて頂きたい。
- リスクアセスメント対象物質については、安衛法施行令により、①施行令別表第9、②施行規則別表第2等で定めることしています。
令和7年4月以降は、①については、包括して指定する物資(ex.アンチモン及びその化合物)、②については、①を除く現行の施行令別表第9で規定される物質が規定されるようになります。 - Q1-2.令和9年以降の通知対象物質については、現在作業部会等で議論されているのでしょうか?現状についてご教授いただければ幸いです。
- 令和9年施行物質については、現在パブコメを終了し、施行令等の改正作業を進めているところであります。
- プログラム3.フィジカルインターネット実現会議 化学品WGの設立経緯と現在の活動について
講師:三井化学株式会社 柳井様 - Q3-1. WGコア企業による実証実験による進捗はいかがですか?早々に取り組めそうな事案等あればお教えください。
- 進捗、結果につきましては別途、弊社プレスリリース文をご参照ください。
- コア企業以外の化学品WG構成員企業へも共同物流を拡大することを検討中です。
- Q3-2. 共同物流プラットフォームが一定の目処が立った場合、推進のための施策(法制化、インセンティブ付与など)考えているのでしょうか?
- 化学品WGにDX推進分科会を立ち上げ、今回の実証実験のレビューと、将来の物流プラットフォームの必要性も含めた議論、検討を進めていく段階です。
- 従いまして、ご質問にある施策等につきましては今後議論のテーマ、課題として出てくるものと思われます。
- プログラム4.カーボンニュートラルの実現に向けて~競争力のあるコンパクト塗装ライン構築~
講師:トヨタ車体株式会社 川合様 - Q4-1. 生産現場は良品を作り出すために様々な工夫を生み出していると改めて実感しました。
ブース小型化のために被塗物側を動かすロボット、ドライでの塗料回収とエアーリサイクルは素敵な視点と感銘を受けました。
設備側の進歩に塗料が遅れないよう、商品のご提供をしていかねばと感じました。お客様の「こんなことしたい」を聞かせていただけると幸甚です。 - 高品質・高機能を造り易くとして
- ・環境負荷の低い塗料
- ・塗装条件、品質のロバスト性の高い塗料
- ・異物等の見えにくい、隠れやすい塗料
- ・熱を極力使わない低温焼き付け塗料
- ・多層塗りをしなくても性能を満足する塗料
- などのQCDSEをさらにブレークスルーできるようご協力いただければ幸いです。
- Q4-2. 問題の洗い出しのための一覧表をお見せいただいたが、協力会社等への提供は頂けないのでしょうか。中小企業で計算テーブルなどの開発は非常に難しいのが現状です。
- ESCO活動についてのご質問だとおもいます。活動のステップについては予稿集をご覧ください。
- 問題点については社内専門家が工場内現地を確認して洗い出したものになります。
- エネルギー計算については設備メーカーさんもバックアップしてもらえますのでご相談されてはいかがでしょうか。
- プログラム5.TOPPANホールディングスの安全活動について
講師:TOPPANホールディングス株式会社 難波様 - Q5-1. 体感を取り入れた安全教育の実施による効果(事故の頻度・重篤度軽減など)のデータなど把握されているのでしょうか?
- 第四半期ごとに集計し、災害発生傾向のデータも各事業所の安全担当に配信しています。
- 2020年度以降は挟まれ巻き込まれよりも転倒労災が多く発生するようになり、転倒による休業労災なども多くなっている傾向です。
- 重篤な労災は1/3以下になりましたが、やはり少し気を緩めると、増加する傾向があります。やはり継続して安全教育を実施する必要があると思います。
- そのために安全師範、現場安全担当者(職制クラス)を設けることで、現場への安全意識の浸透を図っています。
- 以前と比較して自動化が進む中、現場力は明らかに弱くなってきています。オペレーター自身の設備の機構の理解、危険源の把握はとても大切です。きちんと理解をさせる安全教育はとても大切と感じています。
- 私たちも現場力を上げる為、工程別の【分科会】の大切さを痛感しています。
- 【分科会】は事務局での運営ではなく、各工程を理解している安全師範に任せています。事務局が開催するのは、9月~10月頃の『中間報告会』、2月~3月頃に開催する『最終報告会』のみです。
- ここには彼らの成果を理解してもらうために、工場長、安全責任者(総務管理職)にも参加を呼びかけ、彼らの評価の為にもアピールする場を設けています。
- 試行錯誤の繰り返しで辿り着いた仕組みですが、一つの体系が出来てきたものと感じています。
- Q5-2. 御社では同一人物に対して、安全教育は繰り返し実施するのでしょうか?もしルール化されているのであればお教えください。
- 弊社では階層別教育を実施しており、その中には『安全教育』が必ず組み込まれています。
- その階層に合った安全教育を実施し、必ず『安全教育』が組み込まれています。
- また、ある事業所では、入職後若手一人一人に一人のブラザーを配置し、3年間にわたり職場の『安全教育』をマンツーマンで行います。ただ、これは新人への教育だけでなく、教育係自身の成長にも大きく影響し、相互に成長する良い機会になっていると感じています。
- 川口の安全道場は、外部へも公開していますが、社内に対して3日/週を当てており、グループ会社を含む『安全教育』に活用しています。
- ご紹介した他の国内4拠点も周辺事業所のメンバーを送り込み、体感教育に活用しています
- 。定期的に安全体感機も各拠点から事業所にキャラバンと称して送り込み、現場の非正規社員についても『安全教育』に活かしています。
- 実はこの仕組みは『安全教育』を行うもの、受けるものの双方の『安全意識の向上』に大いに役立っていると感じています。
※※※ Q&Aは以上です ※※※
開催概要
今年の塗料産業フォーラムも昨年同様、対面とWEB配信のハイブリッドセミナー形式で開催いたします。
厚労省から最新の法改正に関するご説明、ゲスト講師より、物流問題へのフィジカルインターネット実現について、カーボンニュートラルに向けた自動車塗装工程の取り組み、VR活用による安全活動について、ご講演いただきます。
多数の皆様のご参加をお待ちしております。
日時 |
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参加費 |
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講演内容
時 間 | 講演詳細(講師敬称略) |
13:00〜13:05 | 事務局連絡 |
13:05~13:10 |
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13:10~13:55 |
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14:00~14:45 |
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14:45~15:00 | 【15分休憩】 |
15:00〜15:45 |
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15:50〜16:35 |
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16:35〜16:40 |
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※内容変更があった場合はこのページで告知いたします。
・資料(予稿集)のみご希望の方は、お問い合わせ下さい。
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11月28日(木)までに「お申込みフォーム」ボタンよりお申込み下さい。 終了しました。 |
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- (一社) 日本塗料工業会内 「塗料産業フォーラム」事務局
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