◇審査委員長コメント◇
自社のマテハンシステムを想起する単管スチールパイプを建材として象徴的に活用し、リブ付きサイディングの多様な陰影と相まってモノトーンの色彩が豊かな表情を見せている。

◇審査委員長コメント◇
「札幌の景観色」のカラーパレットを使い、丁寧で繊細な配色検討を重ねて地域らしさを表現している。将来の増築対応の計画にも期待がもてる。

◇審査委員長コメント◇
主壁の塗装工法が生み出すムラや、ルーバーとの組み合わせ効果が上質な表情を見せ、風土に高い調和性を持った色彩計画となっている。塗料の新しい可能性を感じさせる。

◇単調で漠然とした印象の集合住宅が、適切な明度・彩度のコントロールにより丘陵地にふさわしい落ち着いた印象の建物に変貌した。表情の異なる左右の建物をつなぐ役割を果たし街並みの連続性を実現している。

◇審査委員長コメント◇
寒色系を用いて緑豊かな自然景観との調和を図ることの難しさはよく知られているが、コーポレートアイデンティティーの視点から求められたこの課題に対して、綿密な色彩コンセプト立案と丁寧な色彩選定によって解決している。

◇審査委員長コメント◇
明度・彩度の丁寧な調整による色彩設計で工場景観は飛躍的に向上した。最近、様々な分野でも注目度の高いくすみ色による表情は秀逸である。

◇審査委員長コメント◇
数あるライトブラウン系物件のなかでも、オフホワイトをアクセント的に用いたことで立体感のあるデザインになり、高台の立地にふさわしい適度な存在感を見せている。

◇審査委員長コメント◇
周辺景観や緑との関係を配慮した丁寧な色彩設計による改修で、風格のある表情へと変貌した。

◇審査委員長コメント◇
ベースカラーを変えることで、スタイリッシュなイメージを継承しながら白のラインとの組み合わせにより威圧感がなくなり、周辺景観にも馴染んでいる。

◇審査委員長コメント◇
形態意匠が特徴的な建物であるが、改修によって形状の美しさが際立ち、全体的に整った印象となった。