環境色彩コンペティション |
~第6回(2003年) 審査結果~ |
=総 評= 今回は提案色に至る色彩設計のプロセスが精緻かつ洗練された作品が多く、応募作品全体に水準が上がり高レベルでの選考となった。 また、塗料でなければ出来ない、塗装ならではの優れた作品も増え当コンペらしさが一段と発揮されてきたことは喜ばしい。 賞を逃した作品の中には街並みの景観の「地」として優秀な作品が多数見られ、景観アセスメントの法規制化が時代の要請となる今日、塗料塗装を上手に使いながら機能性を発揮する-「美しく機能的な」-舞台としてその重要性はますます高まっている。 業界の新しい技術を取り入れながら今後も当コンペが育って行くことを一層期待したい。 審査委員長 泉 眞也 |
最優秀賞 | ||
作品名 京浜トラックターミナル11・12号棟(改修) 椎名 芳子(日本ペイント販売東日本株式会社) 所在地 大田区 平和島
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講評 ブライトトーンを使って、もともと美的には寂しい施設が華やかでかつ嫌味のない色になった。 洗練された清潔感に加え塗料の色が持つデザイン性も発揮されている。 ここに通う運転手の疲れを癒してくれるものと思う。
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(色彩計画前) |
優秀賞 | ||
作品名 奈良・紀寺(新築) 川村 眞次 (株式会社関西都市整備センター) 所在地 奈良県 奈良市 施 工
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講評 周辺の瓦屋根を意識した、色合いとしては地味なグレートーンが斬新。素晴らしいデザインに新しい和風を併せて見せてくれ、「新しい風」を創り出した。
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優秀賞 | ||
作品名 香南アグりーム(新築) 宮崎 桂(株式会社ケイエムディー)
所在地 香川県 香川郡 香南町
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講評 色自体の美しさに加えグラフィカルにも綺麗に仕上られ、ただの温室がシャレて洗練された施設になっている。どの部分をペインティングに任せるか、その割合は少ないがバランスが見事である。
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優秀賞 | ||
作品名 西合志町保健福祉センター「ふれあい館」(新築) 佐久間菜穂子(今村雅樹アーキテクツ有限会社) 所在地 熊本県 菊池郡 西合志町
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講評 建物の立体感が巧みな色の使い方で一層引き立っている。ペインティングと建物の設計的な良さとがマッチしている。
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特別賞 | ||
作品名 川崎医大附属病院 西館渡り廊下(改修) 西山満規(株式会社竹中工務店)
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所在地 岡山県 倉敷市 |
特別賞 戸建部門賞 | ||
作品名 下新町の家(新築)
大橋 秀三(大橋建築設計事務所) |
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所在地 新潟県 上越市 |
特別賞 | ||
作品名 エコセンター番匠(新築) 飯利 幸子(JFEエンジニアリング株式会社) |
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所在地 大分県 佐伯市 |
特別賞 戸建部門賞 | ||
作品名 大阪経済法科大学 学生食堂(改修) 柴田 雅幸 (スーパーチンパンジーデザイン Co) |
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所在地 大阪府 八尾市 |
主催 | グッドペインティングカラー委員会 |
構成団体 |
(社団法人 日本塗料協会)※注::2006年7月に解散※ |
後 援 |
経済産業省 国土交通省 東京商工会議所 日本経済新聞社 日刊工業新聞社 日本工業新聞社 化学工業日報社 |
協 賛 | |
日本建築仕上学会 日本色彩学会 | |
社団法人東京建築士会 社団法人大阪府建築士会 社団法人愛知建築士会 |
審査員 | 委員長 | 泉 眞也 氏(環境プロデューサー) | |
委 員 | 伊東 敏雄 氏(元建築仕上学会会長) | ||
委 員 | 西川 潔 氏(筑波大学教授) | ||
委 員 | 日原 もとこ 氏(東北芸術工科大学教授) |