JPMA：グッドペインティングカラー'98

環境色彩コンペティション

～第１回(1998年）　審査結果～

塗料・塗装業界では、優れたカラーデザインに基づいた「環境色彩」のあるべき姿を追求する活動の一環として優れたカラープラニングを表彰するためにグッドペインティングカラー'98の募集を行いました。
厳正なる審査の結果、最優秀作品１・優秀作品２・入選作品８が選定されましので、ご報告いたします。

審査委員

委員長	木村　尚三郎（東京大学名誉教授）
委員	尾登誠一（東京芸術大学　美術学部助教授）久下靖征（職業能力開発大学校造形工学科教授）伊東敏雄（株式会社山下設計常務　前日本建築仕上学会会長）

最優秀作品

イトーキ市川寮アバンセ
千葉県市川市

ｶﾗｰﾌﾟﾗﾝﾅｰ: 阿部　聡; （株）ｴﾇ･ﾃｨ･ﾃｨ･ﾌｧｼﾘﾃｨｰｽﾞ
施主　株式会社イトーキ
講評: 色彩を積極的に取り入れようとする姿勢があらわれており、アースカラーのバリエーションにより、暖かく、柔らかい住環境を作り出している。外部と内部のコンセプトも明確である。

優秀作品

盛岡市クリーンセンター
（岩手県盛岡市）

ｶﾗｰﾌﾟﾗﾝﾅｰ　: 松田　真紀／日本ペイント(株); 豊田　幸子／日之丸塗料(株); 飯利　幸子／日本鋼管(株)
施主　盛岡市
講評: 水平のグラデーションが背景の横のライン（森、山並み）に調和し、屋根をイメージした上部に濃い色相を配するなど、建物の環境特性・形態特性との関係性を生かした配色が優れている。

忠和公園体育館（北海道旭川市）

ｶﾗｰﾌﾟﾗﾝﾅｰ: 松井　由紀／アルテック(株); 協力：星　英樹／(株)紫滝建築設計事務所; 協力：田辺　千尋／関西ペイント(株)
施主　旭川市
講評: 北海道という土着性・気候性を肌でとらえた配色により、厳冬の冬景色の中でも暖かさを感じさせる。色彩で環境をつくりあげようとするポジティブな姿勢があらわれている。

入選作品

	日本道路公団／東名高速道路青葉インターチェンジカラープランナー：松田　真紀／日本ペイント(株)
	日産自動車株式会社／九州工場新築工事カラープランナー：三木　由夏／日本ペイント(株)
	京都府／舞鶴由良川大橋カラープランナー：佐古　章子／関西ペイント(株)
	神戸市／神戸市営番町住宅カラープランナー：猪俣　百合子／日本ペイント(株)
	地域振興整備公団／いわき飯野緑道「みどり橋」カラープランナー：高山　美幸／エスケー化研(株)
	新潟石油共同備蓄株式会社／新潟事業所カラープランナー：井戸　真／関西ペイント(株)
	東京電力株式会社／品川火力発電所・集合煙突関連設備カラープランナー：久保　量載／日本ペイント(株)
	北陸電力株式会社／敦賀火力発電所カラープランナー：加藤　誠／日本ペイント(株)
主催
（社）日本塗料工業会、（社）日本塗料協会※注：2006年7月に解散※ 後援：通商産業省　　協賛：日本塗料商業組合、（社）日本塗装工業会