容器イエローカード(ラベル方式)塗料用マニュアル

A4版27頁
発行: 平成26年3月
価格(税込み)
会員:550円
一般:1,100円

容器イエローカード(ラベル方式)は、危険有害性を有する化学製品の輸送中の事故時における措置・連絡通報事項を明記した書面(イエローカード)を製品別に作成し、乗務員への教育、常時携行により事故時の迅速な対応を図ることとなっていますが、包装品を混載便や中継輸送で少量輸送する場合など、現場で運用する側からのイエローカード運用上の問題点を踏まえ、「イエローカード方式」を補完するものとして考案されたものです。

容器・包装品について、既存の製品ラベルに「国連番号」と「指針番号」を表示することにより、万一の事故の際に製品ラベルの指針番号から「緊急時応急措置指針」を検索すれば、応急措置の情報を得ることができます。

(一社)日本塗料工業会では、北米「緊急時応急措置指針」、(一社)日本化学工業協会の「緊急時応急措置指針」に基づき、2001年12月「容器イエローカード(ラベル方式)塗料用マニュアル」を発刊し、ラベルへの適切な表示の支援を行ってきました。 その後、日本化学工業協会でも指針の改訂が行われており、新たな国連番号及び指針番号の追加等がなされました。 また、日本国内ではラベルだけでなく、(M)SDS 等に記載すべき内容としてJIS Z 7253「GHSに基づく化学品の危険有害性情報の伝達方法-ラベル,作業場内の表示及び安全データシート(SDS)」により規定がされ、国連番号等の記載が必須となっています。

こうした改訂等に対応するため、「容器イエローカード(ラベル方式)塗料用マニュアル」の内容を見直し、ここに改訂版として発行するに至りました。

目次

1. 本マニュアルの目的
2. 経緯
3. 位置づけ
4. 容器イエローカード(ラベル方式)のメリット
5. ラベルへの国連番号、指針番号表示について
6. ラベルの表示方法
7. 塗料にかかわる国連番号・指針番号をつける手順
8. 塗料及び塗料関連物質の国連番号 [表-1]
9. 塗料関係での複数有害性表示に対する優先分類の例[表-2
10. 国連の危険物の分類とは
11. 参考文献
 
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