2022年度 塗料からのVOC排出実態推計のまとめ

大気汚染防止法の一部を改正する法律（平成16 年5 月26日公布）が平成18年4月1日に施行され、工場等の固定発生源からの揮発性有機化合物（Volatile Organic Compounds、以下VOCと記載）排出総量を法による規制と事業者の自主的取組によって削減する取組みが、現在も継続的に進められています。
このVOC 排出抑制対策の進捗状況を把握するために、環境省の「VOC排出インベントリ検討会」は、排出量を中心とした「VOC 排出インベントリの整備・更新」を毎年行っています。
一方、当工業会は改正大気汚染防止法の施行に先立って、平成15年12月から「塗料・塗装によるVOCの排出抑制」に取組んでおり、併せて塗料の出荷量からVOC排出量を推計し、その結果を毎年報告しています。  
発生源品目別のVOCの排出推計量では、塗料は排出量の多い発生源の１つであることから、業界としてVOC関連各種セミナーを通して、顧客、設備メーカー、行政と一体となってVOC排出抑制活動に積極的に参画しています。
塗料がこれからも社会に役立ち、広く普及するために、一層のご協力をお願いいたします。

2024年3月 一般社団法人 日本塗料工業会