労働災害防止対策マニュアル -労働災害ゼロを目指して(塗料製造業編)-
 平成23~25年度安全環境委員会検討結果より

A4版102ページ
発行:平成27年4月
価格(税込み)
会員:2,200円
一般:3,300

発刊にあたって

一般社団法人日本塗料工業会(以下、日塗工)では、毎年、全会員会社に対し「安全環境管理実績調査」を実施し、“エネルギー消費量”、“廃棄物発生量・再資源 化量・外部最終処分量”、“PRTR取扱量”等と共に、“労働災害の発生状況”を把握し労働災害の根絶に向けた活動に生かしています。

さらに、日塗工安全環境委員会(正会員会社96社のうち23社の委員から構成される)では年間5回開催される委員会において、発生した労働災害について発生状況・原因・対策等が報告され、意見交換を通じ得られた教訓の共有を図っています。

これらの活動をベースとして、平成23年7月には、「労働災害防止対策について平成22年度安全環境委員会検討結果より」を発刊し、日塗工会員会社各社等における労働災害防止の取組みに活用されてきました。

この度、平成23年度、24年度、25年度の安全環境委員会における検討結果を基に労働災害ゼロを目指した「労働災害防止対策マニュアル」を刊行する運びとなりました。このマニュアルでは、災害状況をより明確に把握していただけるようカラー印刷といたしました。さらに、解説、留意点等も文字の羅列を避け、読み易いビジュアルな構成に致しました。

経営トップの安全方針の徹底(トップダウン)、および実行する個々人の現場力の向上(ボトムアップ)が、安全な職場づくりに不可欠です。このマニュアルを社員一人一人の現場力向上のために、日々活用していただきたいと願っております。

一般社団法人日本塗料工業会 安全環境委員会
委員長 加藤大輔

目次

労働災害防止対策マニュアル発刊にあたって
1. 塗料製造業における労働災害発生状況
1-1. 休業災害発生件数の推移
1-2. 不休災害発生件数の推移
1-3. 労働損失日数の推移
1-4. 度数率の推移~製造業・化学工業全体との比較
1-5. 強度率の推移~製造業・化学工業全体との比較
1-6. 労働災害ゼロを目指して
2. 労働災害の解析
2-1. 事故の型
2-2. 起因物
2-3. 傷病部位
2-4. 発生月、曜日、時間帯
2-5. 被災者の年齢、経験年数
2-6. 労働災害の要因分類
2-7. 再発防止策の分類
2-8. まとめ
3. 労働災害のケーススタディ(1)~重大災害となった事例、重大災害に結びつく事例~
3-1. 「はさまれ・巻き込まれ」事例(1) 死亡事故事例
3-2. 「はさまれ・巻き込まれ」事例(2) 攪拌機
3-3. 「はさまれ・巻き込まれ」事例(3) 各種ロール機器
3-4. 「はさまれ・巻き込まれ」事例(4) 大型機械・装置
3-5. 「はさまれ・巻き込まれ」事例(5) キャッパー、バルブ
3-6. 「はさまれ・巻き込まれ」事例(6) フォークリフト
3-7. 「転倒」事例 - 国の施策紹介
3-8. 「激突」事例
3-9. 「転落」事例
4. 労働災害のケーススタディ(2)~塗料工場で頻発する事例~
4-1. 「切れ・こすれ」
4-2. 「有害物との接触」
5. 安全環境マネジメント推進事例紹介
~関西ペイント株式会社の事例~
6. 設備安全指針
ディゾルバー、ロールミル等の回転機器に関する安全指針
7. あとがき
~忘れずに実行していただきたいこと~
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