重防食塗装における海外規格調査報告

A4版・99ページ
発行: 平成30年10月
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近年、ISO規格をはじめとする国際規格では、日本におけるJIS規格とは異なり、個別の塗料品質に関する規定ではなく、被塗物を定められた塗装仕様で塗装した場合の防食性能を規定しているケースが多い。

一方、国内おける塗料に関する規格としては、JIS規格があるが、個別の塗料の品質を定める製品規格であり、被塗物に適用する塗装システムを規定したものではない。
国内において、塗装システムに関する規格を定めて運用しているケースとしては、「鋼道路橋防食便覧(日本道路協会 平成26年3月)」が代表的であり、官公庁、民間などの規定に広く引用されている。

ISO、JIS規格どちらも非常に重要な規格であるものの、ISO規格に関しては規格の一部に、解釈において、分かりにくい部分もあり、使用に際して判断が難しいこともしばしばある。ここでは日本塗料工業会として、この点を整理した。ISO規格に準じて、塗料を使用する場合、これを参考にしていただきたい。
さらに、これまで海外にて使用されてきた海外塗料規格には、BS、DINなどをはじめとして多くの規格があるが、どのような形で利用されているのか、また、ISO規格との関連はどうなっているのかについても併せて整理した。

平成30年10月31日
技術委員会 重防食塗料部会 海外規格整理プロジェクト

目次
1.代表的な海外塗料規格
2.海外塗料規格の詳細
(1)EN(ヨーロッパ規格 European Norm)
(2)DIN(ドイツ工業規格 Deutsche Industrie Normen)
(3)BS(英国規格 British Standards)
(4)GB(国標:Guo Biao)
(5)SSPC(Steel Structures Painting Council)
(6)NACE(National Association of Corrosion Engineers)
(7)NORSOK(ノルウェー標準海洋規格)
3.ISO 12944 に関して
4.ISO 12944-9 に関して
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