各国の塗料用防腐剤等に関する規制調査結果報告
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発行: 2022年4月
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水系塗料においては微生物劣化を防ぐため、防腐剤や防カビ剤の添加が行われています。
古くは有機水銀化合物が含有されていましたが、現在では非金属系のものに置き換わっています。
こうした目的で使用される添加剤について、近年欧州、アメリカ合衆国、カナダで規制の機運が高まっていることがWorld Coating Council (WCC)の場で報告されています。議論の推移を見守っていく必要がありますが、今後その他の国においても同様の対応が検討される可能性があります。
そこで、今期当該WG の調査検討テーマとして、水性塗料を始めとする塗料製品一般に使用される防腐剤について、現状の各国法規対応、及びそれに係る化学物質一般に対する法規について、国内塗料会社が主に関連する13の国と地域を選定して調査することとしました。
殺生物剤そのものについて法整備がなされた先進的な取り組みを進める国と地域は少ない状況であり、結果として未整備と思われる国が多い状況が判明しました。
「表1.調査結果概要」として各国の対象となる法規とそのリンク先を示しています。
また参考として、「表2.水系塗料への使用が想定される防腐剤のリスト」を掲載しました。各国の状況については、個別に表として示しました。
各法規の内容は逐次改正、更新されるものと思われますので、本レポートの内容については最新でない可能性がありますことをご了承の上利用をお願いいたします。
2022年3月 一般社団法人 日本塗料工業会
目次
- 1.まえがき
- 2.調査結果概要(表1)
- 3.水系塗料への使用が想定される防腐剤のリスト(表2)
- 4.国別詳細情報
- 1) 日本
- 2) EU
- 3) USA
- 4) 中国
- 5) 韓国
- 6) 台湾
- 7) フィリピン
- 8) ベトナム
- 9) タイ
- 10) マレーシア
- 11) シンガポール
- 12) インドネシア
- 13) オーストラリア
- 14) インド
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