漏えい事故事例 029

設備分類タンク底バルブ、ドレンバルブ
漏えい危険場所工場建屋内

塗料製造タンクへの仕込み作業を開始したところ、底バルブが開いており、仕込み原料が漏えいした。

考えられる原因 対策事例
人的要因
1.バルブの閉め忘れ
1.閉めたとの思い込み。
2.現物確認の形骸化。
3.2人作業における相互確認不足。
4. 洗浄作業後のドレンバルブの閉め忘れ。
 
1-1.仕込み前のバルブ閉止の現物確認の実施。
1-2.現物確認の重要性の教育。
1-3.二人作業の場合の最終確認者の明確化。
1-4閉止確認対象バルブの明確化。
  バルブ開閉状態の見える化。
設備的要因
1.バルブコックの緩み
1-1.コックへの人の接触。
1-2.コックと他設備との接触。
1-3.異物の噛み込み。
1-4.コックの自重による開放。
 
1-1.バルブコックの取り外し(開閉時のみ取り付ける)。
1-2.移動タンクの周辺の2.Sと作業場所、動線の確保。
  コック開閉位置の明確化による異常の見える化。
1-3.使用前の異物有無の確認。
1-4.パッキンのメンテナンス。