漏えい事故事例 026

設備分類タンク送液・配管・接続部
漏えい危険場所工場建屋外

圧力メーター配管の接続部が重量とポンプや流動による振動から金属疲労で接続部から漏えいした。

漏えい事故21の図

液ポンプ吐出部と配管接続部位置がズレて接合され、
配管の振動などにより金属疲労が発生し亀裂を生じた。

漏えい事故21の図

考えられる原因 対策事例
人的要因
1.設計ミス
1-1.配管継手、接合部の強度不足。
1-2.重量対策不足。
1-3.配管接続部位置が不適切。
1-4.振動対策不足(補強バーの設置)。
1-5.不適合部品の取り付け。
1-6.配管経路、取付の間違い。

1-1~1-5.新規設備を導入する時に発生すると思われる危険性を予期する(設計ミス防止リストなどの作成。)

配管経路の確認、
配管内流量にあった配管の選定、
接続部の適切な取付位置・角度の実施、
接合や取付、継手の種類・方法の選定、
使用条件(熱伸縮性、配管の干渉)、
振動の予知・確認と対策。

2.管理不足
2-1.定期点検で確認不足。
 
2-1.点検内容の改善(定期的な接合部の確認、振動の確認など)。
設備的要因
1.金属疲労
1-1.配管接続部位置ズレによる配管のストレス。
1-2.接合部の強度不足配管及び接合部強度不足。
1-3.振動対策不足。
 
1-1.配管接続部やポンプ位置の適切化(水平、位置、高さ調整)。
1-2.配管の振動や重さに耐える接合の実施、耐荷重・振動に対する補助材の設置。
1-3.振動の原因特定と対策(動力機械、ポンプの振動、配管内の流体の圧力と流量調整、配管形状)