漏えい事故事例 020

設備分類ポンプ及び付帯設備
漏えい危険場所工場建屋外

半製品樹脂Aを樹脂工場から屋外貯蔵タンクにポンプを使って送液する作業中、配管から漏えいした。

漏えい事故20の図

考えられる原因 対策事例
人的要因

 

 

設備的要因
1.配管の腐食による劣化
1-1.設置から30年近く経つ保温配管で、配管を固定するサポートが接触する部分で腐食が進行した。
 
1-1.保温配管は高経年化改修の優先順位を上げて、更新を行う。
2.配管の設置構造
2-1.保温材でカバーされており、 雨水が溜まりやすい構造であった。
 
2-1.保温材下腐食(CUI)など外面腐食対策を行う。
3.点検が困難
3-1.約13mの高所にあり、保温材でカバーされており、劣化具合を点検出来なかった。
 
3-1.定期点検時に足場等を用いた近接目視点検を行う。
腐食劣化が疑われた場合は、保温材を除去しての点検を行う。