その他
事故事例対策シート
不安全行動事例
1.歩行中に親指が安全靴内側先部のほつれに引っ掛かり、爪を剥がした。
2. 静電ブースで塗装終了後、振り向いたときに足が滑り、グレーチングの無い床の空洞に足が入った。
3.漏電によりボヤが発生し、消火作業中に煙を吸い込み、喉に痛みを感じた。
4.塗装架台から降りた際に、床に露出していたアンカーボルトの上に着地し、靴裏を貫通した。
実際に発生した負傷例
1. 足の負傷(指、足裏)
2. 足の負傷(指以外)
3.喉
安全対策事例: 事故防止基本対策 [詳しくはこちら ]
1.事例分析により効果が考えられる対策
(1) 安全靴先端のほつれによる傷害は危険予知ではなかなか防止できない事例である。 安全靴が損傷した場合などは早めに交換することが望ましい。
(2) 工場内においてグレーチングの変形や撤去したままの場合、通行時に転落や転倒の危険性を伴う。日常的または職場パトロールなどにおいて異状を発見した場合は、新規なものに交換することが望ましい。
(3) 漏電による出火の対策としては、設備の日常的確認や定期的な点検により異常を早期に発見することが望ましい。
(4) 身長範囲内の突起物は予想もしない災害に発展するリスクを伴っている。災害防止するための加工や不要な突起物は撤去する措置が必要である。
行動教育事例
1.作業標準の作成
・曖昧な基準やルールを明確にして従業員への教育を行う。
使用上のチェックポイント
1. 掲示物の確認
・必要に応じて職場への注意喚起の掲示を行い、日常的に確認を行う。
2. 作業標準書の確認
・作業の実施内容が不明確な際には作業標準を確認する。