激突された

事故事例対策シート

不安全行動事例

1.車両との激突

(1) 動いている車両と人が激突

  • 電動ハンドリフトでパレットをバックで引っ張っていたとき、通路にあったコマダルに身体がぶつかった。その時、電動リフトのハンドルが腹にぶつかった。
  • 激突された事例1
  • 工場内道路を横断する時、走行中の車にぶつかった。
  • 激突された事例2
  • バック走行中のフォークリフトが歩行者にぶつかった。
  • 激突された事例3
  • 停車していたフォークリフトがハンドルを切りながら発進した時、後輪横に立っていた人にぶつかった。
  • 激突された事例4
  • ドラムを押して通路に出た際に、バックで走行してきたフォークリフトとぶつかった
  • 激突された事例5
2.設備、工具との激突

(1) 容器の蓋との激突

  • IBCコンテナを蓋をした状態で窒素を封入し、加圧状態で蓋を締めていたバンドを外した時、蓋が飛んで顔に当たった。
  • 激突された事例6
  • 空のオープンドラムのバンドのボルトを緩めた時にドラム内圧で蓋が飛び上がり、蓋が腕に落下し当たった。
  • 激突された事例7

(2) 設備の一部分との激突

  • 自動結束機の異常修復で結束機内部に入ったとき、ひもを結束する金属棒が動いてきて目に当たった。
  • 激突された事例8
  • エアー式コンベアエレベーターが上部アングルに挟まって停止し、それを直そうとした時に、勢いよく上昇して、載っていた缶が顔に当たった。
  • 激突された事例9
  • 反応釜のサンプル口に取り付けてあるL字配管を取り外すとき、内圧がかかっていたため、カムロックを外した際にL字配管が勢いよく外れて胸にぶつかった。
  • 激突された事例10

(3) 工具が外れ、激突

  • 配管取り外し中、スパナがナットから抜け、スパナを離した際に顔に衝突した。
  • 激突された事例11
  • モンキーレンチで引きながら締めこんでいる時、ボルトからモンキーレンチが滑り、顔に当たった。
  • 激突された事例12
  • 防爆型コンセントプラグのリングをパイプレンチを使って回そうとした時、パイプレンチが外れて眼鏡に当たった。
  • 激突された事例13
  • ストレーナの蓋を閉める為、デンデンボルトにパイプを差込み締めていたが、パイプが抜け、押した勢いで指をぶつけた。
  • 激突された事例14
3.その他

(1) 飛んできた物との激突

  • ガムテープを塗板に貼り、付着試験を行っている時、手が滑り、塗板が顔に当たった。
  • 激突された事例15
  • PPバンドで結束された空缶を持ち上げた時、空缶が抜け落ち、はずみで跳ね返ったPPバンドが目に当たった。
  • 激突された事例16

実際に発生した負傷例

1. 打撲
2. 捻挫
3.骨折
4.切創、裂傷
5.その他(複合での負傷)

機械的安全対策事例 [詳しくはこちら link]

1.設備の改良

(1) 通路に不用なものを置かない。現場の2S(整理整頓)

(2) フォークリフトにレーザーラインマーカーを取付け、車両周囲を立入禁止を表示させる。

(3) 蓋のバンド(リング)の代替品を検討する。

(4) 使用済みのオープンドラムの保管方法や開封方法を見直す。

(5) 設備に入らないよう、囲いを設ける。

(6) 内圧状態を作業者に知らせるため、圧力計を設置した。

(7) 防爆コンセントの点検、修理、交換を実施する。

2.工具の見直し

(1) ポンプ毎に専用レンチを用意。

(2) 滑らない表面加工、形状をした専用冶具を作成。

行動教育事例 [詳しくはこちら link]

1.教育訓練

(1) 車両事故防止のための安全講習の実施

(2) フォークリフト事故防止の教育資料例

(3) 危険予知訓練の実施

(4) 事故内容の周知

2.現場表示

(1) 構内に一時停止と左右確認の表示

(2) トラテープと止まれの表示

(3) 設備進入口での表示

(4) サンプル採取の際に正面に立たないよう掲示

3.その他

(1) 作業標準、手順の見直し

(2) 構内パトロールの実施

(3) 車両使用時におけるルール順守宣言書へのサイン

ポイント使用上のチェックポイント 

1.事故情報の水平展開、周知
  • 類似の事故の再発防止
2.手順書など、使用方法の周知
  • 取扱いを知らないなど、手順の周知が必須
3.KY活動
  • 手順通りであっても、危険性を感じたら改善する心構え
4.設備改良や工具見直し
5.現場表示の充実化

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