起因物:トラック荷台 ~墜落、転落事故~
事故事例対策シート
不安全行動事例
1. トラック荷台の端で積荷の位置を修正中に足を踏み外して転落
- 荷台に積んだ石油缶と緩衝材のズレを修正中、足を滑らせて転落した。
- トラック荷台事例1
2. トラック荷台後部で荷扱い中に転落
- トラック荷台からパレットへドラム缶入り製品を積み替え中、ドラム缶を手前に引き倒そうとしたときに手が滑り、反動で荷台から転落した。
- トラック荷台事例2
- トラック荷台あおり部で空ドラム缶(3段積)の荷降ろし中、降ろしたドラム缶の隣の列からドラム缶が落下してきたため、一緒に地上へ転落した。
- トラック荷台事例3
3. トラック荷台から後ろ向きに降りようとして転落
- トラックへ積み込み済みの荷物に荷札の貼り忘れがあったため、荷台に上がって貼り付けた。
その後、後ろ向きに荷台から下りようとしたときにバランスを崩して転落した。 - トラック荷台事例4
実際に発生した負傷例
1. 頭部打撲
2. 首、脊髄の損傷
機械的安全対策事例 [詳しくはこちら ]
1. 脚立
・トラック積込み後の荷姿修正には脚立を使用する。
2. ドラムクリッパー
・ドラム缶積み降ろし作業には、ドラムクリッパーを使用する。
3. 滑らない素材の手袋
・滑らない素材のゴム手袋を着用する。
行動教育事例 [詳しくはこちら ]
1. ヘルメット(保護帽)着用・着用状況チェック
・ドライバーのヘルメット(保護帽)着用、顎紐閉め具合をチェックし、記録する。
2. 手順書の作成と教育
・正しい手順と不安全状態や行動がわかる写真を活用した手順書を作成し、教育した。
3. 作業範囲、責任範囲の明確化
・傭車への車上渡しを徹底。荷姿を整え、固縛して積込むまでが荷役者責任であることを教育した。
・積込み後の荷物に再度作業を行うときは、トラック運転手に連絡・確認後、一旦荷物を荷台から降ろして作業する。
使用上のチェックポイント
1. フォークリフト作業の基本順守
・フォークリフト使用時は「ヘルメット(保護帽)」を着用する。
2. 荷役作業安全ガイドラインに沿った活動
陸運事業者及び荷主等の双方の荷役災害防止担当者を中心に、荷役作業の危険を取り除く。