社団法人 日本塗料工業会 Japan Paint Manufacturers Association

酢酸ブチルのGHS分類に関する対応について

2014年9月11日
一般社団法人 日本塗料工業会
製品安全委員会
GHS対策部会

 日ごろより、当工業会の活動にご理解とご協力を頂き、誠にありがとうございます。
 さて、 NITEによって公表された「酢酸ブチル」のGHS分類結果に関して、当工業会製品安全委員会GHS対策部会では、下記のとおり対応することが決定いたしましたのでご報告させて頂きます。
なお、GHS対応SDS・ラベル作成ガイドブックの付録として「塗料用GHS簡易分類ソフト」の中にSDS用化学物質データベースの修正につきましては、次回のバージョンアップ情報として反映する予定です。
また、精度の高いGHS分類を実施するためには、今後も各社の責任にて原材料メーカーなどから入手した最新データの追加等を実施し、データベースを整備する必要であると考えております。
ご理解頂き、今後ともご協力を頂きますようお願い致します。
 なお、原材料メーカーなどから入手したデータの追加等を実施し、精度の高い GHS 分類を実施するための DB 整備は今後も各社の責任にて実施して頂きたい。

これまでの日塗工独自に分類した化学物質とその根拠はこちら(PDFPDFファイル


■日塗工独自に分類した化学物質とその根拠

化学物質 日塗工の分類結果 根  拠

酢酸ブチル:JPMAコード
 28005

CAS 123-86-4

酢酸ブチルの急性毒性(吸入蒸気)、急性毒性(吸入ミスト・粉じん)は「分類できない」として扱うことができるとする。

NITEでは、急性毒性(吸入蒸気)、急性毒性(吸入ミスト・粉じん)の区分は、ACGIH(2001)のデータによって分類されている。

急性毒性(吸入蒸気)では、原著論文の試験法等の詳細が不明で、List 1に挙げられているCICADでは毒性データに大きなばらつきがあり、これを説明できる情報がないことが記述されている。また、急性毒性(吸入ミスト・粉じん)では、根拠としているACGIH(2001)において、毒性データの信頼性に問題があることが記述されており、List 1に挙げられているCICADでは、データに大きなばらつきがあり、これを説明できる情報がないことが記述されている。

また、RC(レスポンシブル・ケア)活動の一環で、リスク評価を前提とする安全性評価書を公開している複数の製造メーカー(海外)のSDSでは、急性毒性は「分類できない」としていることを考慮した。

IUCLID(国際統一化学物質情報データベース:International Uniform ChemicaL Information Database)
ACGIH(米国産業衛生専門家会議:American Conference of Governmental Industrial Hygienists)
CICAD(国際化学物質簡潔評価文書:Concise International Chemical Assessment Documents)
IARC(国際がん研究機関:International Agency for Research on Cancer)


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