一般社団法人 日本塗料工業会 Japan Paint Manufacturers Association

JIS情報

JIS K 5551・JIS K 5659 改正のお知らせ

平成30年9月20日官報により、重防食分野の水性塗料の品質規格が、以下の従来溶剤形塗料JISに追加されるという形で改正されました。

JIS K 5551「構造物用さび止めペイント」
JIS K 5659 「鋼構造物用耐候性塗料」

1.JIS改正の背景

日塗工では、環境配慮の観点より、塗料塗装からのVOC量削減の自主取組みを続けてきていますが、重防食塗料分野における水性塗料の普及比率は、同じ屋外塗装が中心 の建築塗料分野が65.5%に対して、僅か6.7%になっています(平成28年度日塗工調査)。
また、重防食塗料分野において、水性塗料のJISは制定されていませんでした。
一方で、多くの塗装物件に引用される「鋼道路橋防食便覧」や「公共建築工事標準仕様書」などに、標準塗装仕様として掲載されるためには、JISが必須条件となっています。そのため、経産省、環境省、国交省、東京都などから重防食水性塗料JISの早期制定の要望が高まっていました。

2.JIS改正の概要

  1. 現行溶剤形塗料JISがすでに各標準仕様書に記載されているため、早期の普及を目指し、新たに水性JISを制定せず、現行溶剤形JISに追加する形としました。
  2. 基本的には、従来溶剤形品質規格と同じとしました。
  3. 低温安定性などの水性塗料規格を新たに追加しました。また、ポットライフの放置時間、加熱残分などの水性塗料の特性を考慮した試験内容に変更しました。
  4. 各JISの種類区分を変更しました。
    JIS K 5551 A、B、C種(従来溶剤形)。D、E種(水性)
    JIS K 5659 A種(従来溶剤形)。B種(水性)

今後、水性JIS制定により、国、地方自治体、鉄道、道路、橋梁関係での試験塗装や採用が増加することを期待します。また、JIS認証や変更に関しては、一般財団法人日本塗料検査協会にお問合せください。

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